AIキャラクターアプリの第一波は、評価に値することをやりました。何百万もの人が架空のキャラクターと話したいと思っていることを、物珍しさとしてではなく毎日の習慣として証明したのです。
書き手は、敵役が追い詰められたときどう自分を正当化するかを試しました。語学の学習者は、崩れた文法の三百通のあいだも役を崩さない辛抱強い母語話者を求めました。ロールプレイをする人は、人間より時間のある相手役を求めました。需要は本物で、Character.AI、Janitor AI、Chai AI、そしてそのあとに続いた無数のサービスが、それに応えて数百万人規模のコミュニティを作りました。
ただ、そうしたアプリの中で数週間以上を過ごした人は、みな同じ四つの壁にぶつかりました。
一つめの壁:忘れること
キャラクターの声を作り込むのに二時間かけ、飼い犬の名前がブルーノだということも、妹の結婚式で気を張っていたことも覚えさせて、三日後に戻ってみると、同じ名前のまま礼儀正しいだけの他人がいる。そういうことが起きました。
モデルは直近の文脈だけから人格を組み直していて、それより古いものは静かに下からこぼれ落ちていました。人はピン留めのブロックや設定集、毎回の自己紹介という儀式でしのぎました。
しのぐ手間そのものが問題でした。記憶の仕組みを利用者に管理させるサービスは、自分の仕事を利用者に移したうえで、それを機能と呼んでいるだけです。
二つめの壁:登録
どのキャラクターアプリも、外に開かない閉じたひとつの世界でした。それぞれのアカウント、それぞれのダウンロード、ホーム画面で場所を取り合うそれぞれの通知。
友人がキャラクターを勧めてくる。すると、アプリを入れ、アカウントを作り、メールを確認し、規約に同意して、ようやく「はじめまして」と言える。多くの人は、はじめましてまで辿り着きませんでした。
三つめの壁:書き手には何も残らない
本当によいキャラクターを作った書き手 — 声、内側の筋、何時間もかけて詰める丁寧な心理 — には、その仕事から得る手立てがありませんでした。技を無償で差し出し、その技が集めた通行量を運営が収益にしていました。
この形は十年分のソーシャルサービスで見慣れたもので、終わり方も毎回同じです。いちばんよい作り手が、やめるか、移るか、燃え尽きる。
四つめの壁:進む方向がひとつだけ
会話は前に進むだけでした。二つ前の返信でキャラクターがもっと厳しいことを言っていたらどうなったのかを見たければ、そこから先を消して、いま自分が壊した文脈をモデルが組み直してくれるのを祈るしかありませんでした。
なぜTelegramで、別のアプリではないのか
最初の決定がその後のすべてを決めました。別アプリなし、登録なし、パスワードなし。あなたのTelegramアカウントがそのままアカウントです。人とチャットを開くのと同じようにボットとチャットを開けば、もう中にいます。
誰かがキャラクターを送ってくれて、リンクを開くとチャットが開く。ダウンロードページでも登録の壁でもなく、チャットです。こちらが挨拶し、キャラクターが挨拶を返す。導入はそれで全部です。
同時に、作り直さなくてよいものを引き継ぐことにもなりました。一時間で電池を一パーセント削らない通知、履歴全体の検索、ボイスメッセージ、画像の添付、そしてよい返事を友人に転送できること。
それでも作り直しが必要だったもの
初期の版は、すべてのキャラクターをボットとのひとつのチャットで動かしていました。動いてはいましたが天井がありました。二つ三つを超えるとチャットは混み合い、記憶が絡まりました。橋であって、行き先ではありませんでした。
行き先はフォーラムのトピックで届きました。キャラクターごとに部屋が分かれ、それぞれの履歴、それぞれのピン留め、それぞれの独立を持つようになりました。混雑は消え、構造は、人がすでにやろうとしていた使い方にようやく合いました。
残る三つの壁に対しては、こうしました。
- 記憶は短く読める事実として保存され、キャラクター単位・トピック単位・相手単位で分かれていて、どの行も読み、直し、消せます。
- どの返信からでも並行の枝に分かれ、両方が生き続けるので、もう一方を見るのに失うものがありません。
- 共有リンクはそこから来た人を書き手に紐づけ、その人が使った分の一部が書き手に戻ります。
これは何ではないか
コンパニオンアプリではありません。長く付き合うAIの相手をひとりだけ求めている人には、まさにそれのために設計された製品のほうが向いていますし、よいものがあります。
ローカルの道具でもありません。すべてを自分の機材で、完全に自分の管理下で動かしたいなら、その分野があり、管理という点では向こうが勝ちます。
これはキャラクターと場面の形をしていて、こちらで動かしていて、すでに開いてあるメッセンジャーの中にあります。立ち位置はそれだけで、この分野がふつう掲げる主張より狭い言い方です。