多くの人はどのモデルが最良かと尋ねて、名前が返ってくると思っています。正直に答えると、その問いには言葉がひとつ足りません。何において最良なのか、です。じっくり進む美しい文章を書くモデルは、四十往復もすると筋を見失います。筋を保つモデルは、よくできた報告書のように書きます。
一度で決める必要はありません。キャラクターも、その人格も、覚えていることのすべても、言葉を生成しているモデルとは別に置かれています。だから切り替えは約束ではなく、場面ごとの選択です。
それぞれが得意なこと
五つ用意されていて、同じものの五段階ではなく、本当に別々の楽器です。
- Standard — 新しいキャラクターが最初に載るモデル。速くて安定していて、たいていの場面はこれで足ります。選ぶ必要はなく、すでにそこにあります。
- GLM — 場面が込み入ってきたときの一段上。筋道が締まっていて、長いやり取りのあいだ計画を保ちます。
- Claude Opus — 文章と含みがいちばん濃いモデル。じっくり進む場面、鋭い抑制、言う以上をにおわせるキャラクターに向きます。
- Google Gemma — 速くて、あたたかくて、軽い。気楽な掛け合いや短い応酬に向きます。
- DeepSeek — 長く入り組んだ物語を、筋を落とさずにまとめ続けます。
選択を誤っているときの見分け方
症状ははっきりしていて、覚えてしまえば勘に頼らずに済みます。
返信は美しいのに、筋が静かに止まっている。三場面前に誰かが何かを約束して、それきり誰も触れていない。これは筋道の問題です。GLMかDeepSeekのほうへ寄せてください。
筋は通っているのに、何も刺さらない。キャラクターは言いたいことをそのまま、順番どおり、含みなしに言う。これは文章の問題で、Claude Opusはそのためにあります。
軽くあるべき場面が、硬く他人行儀になっている。能力の高いモデルより、あたたかく速いモデルのほうが合います。Gemmaが役に立つのはここです。
ずっと前に決まったことと矛盾する。モデルを疑う前に記憶を見てください。書き留められていない事実は、どのモデルでも正しくは作れません。
切り替えても何も戻りません
モデルはキャラクターの一部ではありません。人格も、記憶も、場面も、履歴もそのままで、変わるのは次の返信を生成するものだけです。
だから切り替えは決断ではなく道具として使える程度に軽いです。よくあるのは、場面のやり取りは速いモデルで進め、大事な瞬間だけ濃いモデルに移すやり方です。告白、対決、幕切れなどです。
ひとつだけ見込んでおくことがあります。声はわずかにずれます。同じ人格を与えても二つのモデルは同じようには響かず、段落の途中だと継ぎ目が見えることがあります。場面の中ではなく場面と場面のあいだで切り替えると、ほとんど隠れます。
サンプリングは思われているより効きます
モデル選びは天井を決め、サンプリングのパラメータはその範囲のどこに着地するかを決めます。temperatureは返信がどれだけ予想どおりかを動かします。低いほど落ち着き、高いほど意外になります。ほかのtop_p、top_k、min_p、繰り返しペナルティは、そもそもどの候補語を検討するかを絞ります。
平板に感じるモデルは、モデルの問題ではなくtemperatureの問題であることがよくあります。四回に一度お気に入りの言い回しを出すキャラクターは、繰り返しペナルティの問題です。
これらはキャラクター単位とパッケージ単位で開かれていて、JSONで出し入れできます。うまくいった値の組は、毎回作り直さずに保存して持ち運べます。
この顔ぶれは何であって、何ではないか
五つのモデルは、数字が立派に見えるためではなく、本当に別の地面を覆うために選ばれています。よりよいものが現れれば顔ぶれは変わります。これは経路の判断であって、特定の名前についての約束ではありません。
ここに順位はありません。順位は目の前の場面で完全に変わるからです。ロールプレイにはこのモデルが単純にいちばん良い、と言い切るページは、別のモデルが要る場面をまだ試していません。